logo
logo

10年以上毎月飲んでいた痛み止めを飲まなくなった!骨盤体操で生理痛を解消できる⁉

10年以上毎月飲んでいた痛み止めを飲まなくなった!骨盤体操で生理痛を解消できる⁉

よくいただく質問。

「骨盤体操したら生理痛も治りますか?」

個人差はあるものの、骨盤体操を毎日コツコツ続けていると生理痛が良くなっていく方は確かに多いです。

生理痛の原因は様々ありますが、婦人系の疾患以外の原因の場合、日常習慣を少し変えることで劇的に変わります。

今回は、現代人が陥りやすい生理痛の要因とその対処法について解説します。

目次があるので、私コレかも⁉と思ったところから読んでみてください。

 

生理痛があるのが普通って思ってませんか?

ヒトの脳は良く出来ていて、生きて行く上で必ずしなければいけないことは、自然とそれを行いたくなるように「快感」を感じるようにセットで脳にプログラミングされていると言われています。

お腹が減っている中、やっと食事をとれたときの「美味しい〜!」、ずっとトイレに行きたくて間に合ったときの「はーーースッキリ!」これ、どんな人でも経験あると思います。

食事も排泄も生きるために必ず必要なことなので、心地よくて楽しい、いわゆる「快楽」を同時に感じるようにプログラミングされています。

月経も排泄なので体がスッキリして「気持ちいい」感覚になるはず。。。ですが、毎月快感どころか痛みや不快感が伴い苦労されている女性が多いということは、この段階で、体の自然な営みの中で何らかの不具合が生じているということになります。

例えば。。

  • 腰がだるい、重い
  • 便秘もしくは下痢
  • 胸が張って痛い
  • 腹痛
  • 頭が痛い
  • 肌荒れ
  • イライラ
  • 集中力、判断力が下がる

生理前にはこのいづれかの症状を感じている方も多いはず。

今や生理痛を感じている女性が8割、生理痛までは無くてもPMS(生理前症候群)を感じている女性は9割にものぼります。

ナゼこんなに煩わしいのか。。。

これだけ多くの方が悩んでいるにもかかわらず、痛み止めなどの外用薬でやり過ごす対処療法しか知らない方が多いようです。

異常や病気を疑う前に自分で改善できることもたくさんあるので、自分にとってどれが原因なのか、一つ一つ試す中で導き出してみましょう。

 

生理痛の一番の原因は慢性的な貧血と低血圧

月経がある女性はほとんどの人が貧血と言われています。

貧血とは、全身を流れる血液が薄まってしまった状態。血液の中を流れる酸素運搬係のヘモグロビンと赤血球が減ってしまうと、全身に酸素が行き渡らずに筋肉や臓器が酸欠状態になってしまいます。

すると、筋肉や臓器の働きが十分に発揮できないため、血液を勢いよく送り出す力が失われていき、血圧が低い状態に。

貧血状態になると・・・

  • 肌が青白い
  • 全身に倦怠感がある
  • 少し動いただけで息切れする
  • 立ちくらみが良くある
  • 朝が弱くて起きられない

と、こんな状態になってしまいます。

もともと血液と酸素が足りない状態で、月経のたびに血液が失われていったら。。。更なる貧血&低血圧。負のスパイラルが続き、痛みを伴うまでになってしまっています。

。。。でもなんで貧血が「痛み」になるのでしょうか。

 

痛みを感じるメカニズム

血液が流れる血管というのは弾力があります。圧力がかかるとそれに合わせて、広がったり縮まったりする性質を持っています。

血液がたくさん流れているとき、血管は太く強く脈打つように、血液量が少ない場合は、血管は細くなります。

月経が起こると、一時的に骨盤内の血液量が減りますので、血管がわずかに細く縮まってしまいます。

普段、血管は動かないように、血管の周囲を囲むように細胞が集まって支えていますが、月経などなんらかの要因で出血が続き血液量が減少、血管が一時的に細くなると、

血管を支えていた周りの細胞と血管の間にすき間ができて、血管がグラグラと不安定になり動いてしまうのです。

そしてその血管が、周りの細胞にぶつかったときに「痛み」を感じる。

つまり、あの痛みの原因は、細くなった血管が細胞の壁に接触することによるものだったのです。

生理痛が無い人というのは、普段から血液が潤沢に全身を巡っていて、血圧も良好。この場合は生理による出血ぐらいでは血管が縮まらないので、血管と細胞の間のすき間が生まれません。痛みが全く無いので、生理=デトックスの日♪と捉えているため、毎月の苦しみは全くといっていいほどありません。

しかし、運動もしていなくて座ってる時間が長い、食事も偏食ばかりだと基本的に貧血や低血圧状態が続くので、そこからさらに生理によって出血してしまうと、いよいよ血が足りなくなり、痛みに繋がってしまうのです。

毎月痛み止めを服用して予定を狂わせてしまうのではなく、日常からウォーキングやストレッチ、骨盤体操を行って骨盤内の血流を良くしておくことが生理痛をひと月でも早く無くすためにはかなり有効な手段と言えます。

 

おなか触ったらひんやりしませんか?あなたの生理痛は骨盤の歪みが原因かも

骨盤は内臓を支える役割を持っています。

特に女性の場合は、生殖器も骨盤内にあるため、小さな骨盤の中に大腸・小腸・膀胱・子宮・卵巣と重要な臓器がたくさん収まっていて、まさに満員電車状態。

さらに運動不足や猫背でお腹をつぶすような姿勢が習慣となっている場合、内臓を支える骨盤とその周囲の筋肉がうまく機能せず、内臓が下腹の方に下垂してしまいます(下腹部だけが痩せない理由)。

内臓同士が下の方でぎゅうぎゅう詰めなので、内臓の間を走る血管が圧迫され血流が悪くなりやすい状態になり、さらには内臓の最下層にある、子宮と卵巣は上からのしかかってくる臓器に圧迫され、やはり血流が悪く、貧血状態に。

血流が足りないと、臓器が冷えて機能しなくなってしまうので、これ以上熱を逃がさないように皮下脂肪をたくさんお腹の周りに集めて保温しようとします。

皮下脂肪の中には太い血管は流れていませんので、手で触るとひんやりします。

下腹あたりが冷たい人は、内臓が冷えてますので要注意。

骨盤の歪みを言い換えると「骨盤が正しい位置に無い」ということです。

右に偏り過ぎている、後ろに偏り過ぎているというポジションのアンバランスを指し、どんな人にもありますが、

生理痛に悩む女性のほとんどが、立った姿勢のときに骨盤が極端に前傾し、反り腰になってしまっている人が多い傾向です。

みぞおちから恥骨までの距離が長く(胴長)、どんなに痩せていても、おへその下からその周辺だけに浮き輪のように冷たい脂肪がついていたりします。

合わせて腰痛や肩こりがある方も多く、生理の前後はその症状を強く感じぐったりしてしまいます。

 

このタイプの方は、骨盤体操をやることを心からオススメします。

骨盤を直接動かす習慣を身につけることで、骨盤を支えるインナーマッスル(大腰筋・腸骨筋・骨盤底筋)が鍛えられ、骨盤内の血流が増えます。筋力が蘇ると、骨盤を立てて姿勢を支えられるようになるため、反り腰や、片脚や壁に寄りかかって立つということもなくなっていきます。

すると、内臓の位置が高い位置に戻るため、血流が良くなり、お腹が急に引き締まり始めます。そして気が付いた時には、薬を飲むのを忘れる程に生理痛から解放されていきます。

 

排卵痛がある場合は少し卵巣が炎症しているかも?

女性の生涯月経回数をご存知でしょうか?

計算すればすぐ出てきますが、そんなこと考えた事もないと思います。

答えは約500回。毎月順調に月経が来て、500回÷12ヶ月=41.6年 長いことお付き合いが必要です。

ヒトの本能として子孫反映のために、毎月一生懸命卵子を育て排卵して、子宮内膜を厚くして、妊娠に備えます。妊娠しなかった場合は、古くなった卵子と子宮内膜をはがして外に出します。

これが月経の一連の流れですが、この「排卵」が曲者。

十分に成長した卵子が排卵される瞬間。。。卵子は、卵巣の壁を破って排卵します。そして卵管采(らんかんさい)が排卵した卵子をキャッチして、子宮へコロコロコロ~っと移動させる。。。

実は毎月の排卵の度に、卵巣の壁は破れ、傷ついてしまうのです。

これは個人差がありますが、酷いと出血してしまう人もいます。壁が破れて傷ついたところは急いで修復作業に入り、また次の卵子を包み、治ったころにはまた排卵。

治りかけのかさぶたを自分で剥がしてまた血を流しているようなもの。

これが、何十回、何百回と繰り返しているうちに、修復作業が少しずつ間に合わなくなると炎症が残ってしまう場合があります。

特に、運動不足による血流不全や、ストレス、栄養不足による免疫力低下によって、回復力が低下している人に多いとのこと。妊活には、栄養と運動と休養が大事、というのはこのことからもよく分かります。

心当たりのある方は、まずは生活習慣の見直しをして、よく寝て、よく食べて、よく動くをまずやってみる。それでも変わらなければ、専門医を受診して一度診てもらうのも良いかもしれません。何か異常があるのであれば、対処は早い方が良いですし、何も無ければ安心なので。

 

ストレスに敏感な女性ホルモン

ストレスも生理痛の原因として挙げられます。

何故ならば、女性ホルモンをコントロールしている視床下部がストレスに非常に弱いからです。

ストレスというのは何とも曖昧なものですが、心情的に「嫌だな」「辛い」「悲しい」「怒り」などを感じた時に脳はストレス反応を示します。

 

ストレスを感じると、ストレスに押しつぶされて理性を失わないように脳の中の視床下部というエリアが一生懸命ストレスに抵抗するべく、各臓器に抗ストレスホルモンを分泌するように指示し、対応に追われます。

このストレスに抵抗する視床下部は、同時に自律神経やホルモンの分泌の指令を出している部分でもあるため、あまりにもストレス対応に追われてしまうと、ホルモンの調整まで手が回らず、間違った指令を出してしまうのです。

卵胞ホルモンを出していたいタイミングにうまく指令が出せなかったり、黄体ホルモンの分泌量が少なくなってしまったりと、時期や量のコントロールが混乱状態になり、生理不順や生理痛を引き起こしたりします。

なので、できるだけストレスを溜めない生活をしましょう。

とはいえ、現代社会を生き抜く強い女性たちは、ストレスを感じ無い日は無いかと思います。無くせるものなら無くしてみろ!と言いたいところ。

ストレスは無くすのではなく、上手にケアする方法を知っていることが重要です。

まず、ストレスケアの基本は五感を刺激すること。

視覚・嗅覚・聴覚・味覚・触覚。それぞれを使って自分が「心地よい」と感じることをすれば良いのです。

視覚であれば、キレイな景色を見る、かわいい動画を見る、大好きなドラマを観る。

好きな香を見つけて嗅覚を刺激し、好きな音楽を聴いて、美味しいごはんを食べて、マッサージを受ける。

これらが、脳内のストレス値を下げ、視床下部の負担を減らしてくれます。積極的に自分が好きなもの、好きなことを探してみましょう。

 

シャンプー、化粧品、洗剤が生理痛の原因の場合もある⁉

経皮毒(けいひどく)をご存じでしょうか。

経費毒というのは、肌から吸収される化学物質による薬害のことです。歯磨き粉やシャンプー・リンスなどに含まれる化学物質が皮膚(経皮)から吸収され、血液に乗って体に蓄積されていきます。

よく泡立つ、一瞬でキレイになるようなものは大量の化学物質が含まれています。

とはいえ、ヒトが毎日使用するものなので、今はかなりそのあたりも考慮した成分になっているそうですが、中にはこのような皮膚吸収される化学物質に敏感な体質の方もいて、この経費毒によって、体がむくむ、だるい、そして生理痛が重い。ということがあります。

まず、この皮膚からの吸収率が一番高いのは体の粘膜の部分です。特に気を付けなければいけないのが生理用ナプキンの化学物質。「一日中サラッとしてます」「吸収率が高い!」のような商品はかなりケミカル加工されていると予測されます。ナプキンは粘膜に直接触れるものなので、膣から吸収してしまい、それが子宮や卵巣を炎症させ、酷い生理痛になっている場合があります。

経費毒が体に蓄積している場合は、血液が汚れてしまっているので、生理の経血が黒っぽかったり、生理の期間が七日以上続いてしまうようであれば、その可能性が高いです。

試してみてほしいのが、ナプキンを市販の紙ナプキンから布ナプキンに切り替えること。

布ナプキンは、文字通り布で木綿で出来たナプキン。手洗いですし、紙ナプキンのような吸収率は誇れません。もうめんどくさい。この一言です。

ですが、布ナプキンに変えただけで生理痛がラクになった!なんて人も結構いるのです。

まだ試してない方は、休日か夜、経血量の少ない日から試してみてください。

とはいえ、経皮毒による血液の汚れは、基本的に普段から血液の流れが良い場合は、しっかり解毒され、排泄されていきます。

川の水の流れをイメージしてください。

ちょろちょろと弱い水の流れでは、岩はもちろん、石も転がすことができず、そのままですが、水量も多く、水の流れの勢いが強い場合は、石だけではなく、岩も転がして砕いてしまいますよね。

血流も同じで、血液量が十分で勢いが良いと、血中の汚れも勢いよく流して粉砕してくれるので、いつもサラサラのきれいな状態を保つことができます。

血流が悪くなってしまうと、汚れを押し流すことができないので、ドロドロ状態に。

原因が経皮毒の場合であっても、やはり普段から運動習慣をつけて血液の流れの良い状態を意欲的に保つことが解決の糸口です。

 

生理痛が無い生活を手に入れる

いかがでしたでしょうか。ヒトの体は複雑に影響し合って営んでいますので、一概にコレが原因だ!と一つに絞ることはなかなか出来ず、あれかな?これかな?と色々試しながら、自身の体に適したものを見つけ出す必要があります。

ここで紹介したのは、日常生活の中で、それぞれが気を付けて直すことができることに絞っています。生活が便利になっていく一方で、ヒトは体を使わなくなってきていることで、体の衰えがどんどん若年化しています。

原因ヒトそれぞれ異なりますが、共通して言えるのは、運動習慣をきちんと身につけて血流の良い体を保っておきましょう、ということ。

特に妊娠適齢期の女性は、知っておくべきことがたくさんあります。この記事を通じて、今までの自分の体を振り返り、より健康に美しく変わっていく新たなきっかけになれたら幸いです。

 

 

 

 

みなさんのお手元にピルビスワーク協会から、本講座でお伝えしている骨盤に関する知識と、知っておきたい体の情報を配信しております。

↓↓↓↓↓↓クリック↓↓↓↓↓↓

ピルビスワーク協会メールマガジン登録